逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎



逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎
逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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視野が広がる気がします

授業ではぼちぼち覚えることも増え、飽きてくる時代です。

この本のように流れや宗教、当時の常識を踏まえて一つ一つの事象を観察してみると、
「なるほど、そうかもなぁ」と思わせるものがあり、興味を掻き立てられます。

数百年先の時代をも見越して制度をケアしたのかはわからないにしても、
確かに徳川家康という人は、統治のセンスがずば抜けていたのだろうなと思わせます。
こういう長期的な視点は、現代の政治家の皆様にももって欲しいものです。

それにしても、各大名とも2代目はどうしようもないですね。
それに若い世代の単純さ。
打つ手打つ手にはまっていく姿に、家康も笑いが止まらなかったのではないでしょうか。
面白い本です

挑発的な物言いから、トンデモ本ともとられかねない危うさを持ってはいますが、実は歴史の新潮流を一般向けに叙述した本という言い方もできると思います。歴史の新しい見方を広く提示した功績はもっと認められていいと思うのですが。
毎年楽しみな1冊

 『逆説の日本史』シリーズは、93年の刊行以来今年で12巻目を数え、いよいよ世界史的には独得の時代といえる「近世」に突入した。
 このシリーズは全て通読しているけれども、私が抱懐していた日本史上の「謎」にも、「なるほど」と思わせる推理や解釈を開陳してくれている。
 例えばこの度では、「水戸学」は幕末における倒幕派の有力な論拠となったのであるが、何故、親藩である水戸藩が「大日本史」の編纂を行ったのか、あるいは何故、将軍後嗣に慶喜を除き宮(摂)家の血筋を引く者がいなかったのか、などなどの素朴な疑問に関して一定の解答を与えてくれている。
 著者・井沢元彦氏の歴史観の特色と着眼は、第1巻の序論で3点述べられており敷衍しないが、何と言っても「その時代の目線(思考)」で出来事を解き明かしてきている、ということだろう。そして最大のポイントは、ある特定の時代を‘輪切り’にして評するのではなく、日本人の意識や時間の「連続性」の中で、「逆説」ではない日本「正史」を論じてきていることだ。
 このスタンスは、従来の恣意的イデオロギー的な歴史解釈や、「連続性」を無視した「たこつぼ型」解説に対し強烈なアンチテーゼを示しているとともに、必然的に日本という国の「国柄」をも浮き彫りにさせている。
 さらに来年以降の発刊が楽しみなシリーズである。
 なお、最後に蛇足だが、本書P101の「関ヶ原本戦図」の凡例表示に誤りがあるので指摘しておきたい。
シリーズ12作目 江戸時代に突入

 週刊ポスト連載の「逆説の日本史」

 今回は関が原を含めた豊臣家滅亡の過程から江戸幕府成立までを著している。

 家康の先をよむ戦略には本当に歓心させられる。黒船の来航まで、磐石の幕藩体制を築いた基礎である家康の先をよむ目、それに井沢氏独特の歴史考察眼は、読むものをあきさせず、あっという間に井沢ワールドへ引き込まれていきます。

 江戸幕府御三家の水戸藩の役割に対する井沢氏の仮説には、家康ならやりかねないと、うなってしまいます。

 シリーズ13作目も楽しみですね。司馬歴史観、そんなものとの比較してみるのもの本書を楽しむ一つの要素ではないでしょうか。

 おすすめです。
歴史のおもしろさを楽しむ本

みんなが知っている日本史も、見方を変えたり、考え方の切り口を変えるだけでがらりと変わるということがよくわかる本です。
今回は関ヶ原の合戦前後を中心に、いろいろなエピソードを紹介しつつ、江戸幕府の成り立ちとその後の流れを、今までとは違う面から検証しています。
歴史を知らない、または苦手な人にもわかりやすく、楽しい一冊だと思います。



小学館
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