逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)



逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)
逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
人気ランキング:7645 位
発送可能時期:下記ボタンを押して納期をご確認下さい。
参考価格:¥ 650 (消費税込)

ご購入前のご注意
当ホームページはアマゾンウェブサービスにより運営しています。 商品販売はすべてアマゾンになります。最新価格、製品情報はボタンを押してご確認下さい。

購入する

日本史研究にに革新的な分析的切り口を提示するシリーズ第一弾

すぐれた研究者は研究対象の分析のための独自の優れた切り口・分析手法を持つと言われる。

一般に科学の世界では、
新しい公式が従来の手法を駆逐して、学会、一般に通説→定説として認知されるためには、その新公式によって、従来の公式では上手く説明できなかったより多くの事実を、それによってよって、矛盾なく、自然に説明できる、ということが決め手になると聞く。

ガリレオの地動説は、カトリック教会の激しい批判・弾圧にあいながら、結局、従来の天動説よりも無理なく天体の動きを説明できるということが他の科学者によっても認識されることにより、定説となるに至っている。ニュートンの万有引力の法則しかり、アインシュタインの相対性理論しかり・・・。

そして森羅万象を矛盾なく説明できる公式は、往々にしてシンプルであると聞く。

本書は、井沢氏が自己のライフワークと位置付けた日本通史研究の第一弾である。
その中で、著者は梅原毅氏などの研究成果を発展させた形で、「怨霊信仰」というシンプルな新公式を、過去そして現在を通じて日本人の歴史、日本人の行動様式を分析する手法として提示する。

この点に関する井沢氏の基本的姿勢については、本巻序論の「日本の歴史学の三大欠陥」を熟読、味読していただきたい。

シリーズを順番通り読むのが常道であろうが、諸兄の興味のあるところから読み始めてはいけないということはないだろう。
小生はつまみ食い的に興味をそそる個所から読み進んでいる。

例えばであるが、序論の後、第二章の「大国主命編」に飛んでいただくのも一つのお勧めの読み方である。
氏の序論で紹介された公式が、出雲の国譲り神話の研究でクレティカルに炸裂している。


余談だが、昨年、小生は出雲大社に赴き、隣接する資料館(けっこう新しく、カフェテリアや民芸品店もあり、案内係の女性スタッフがとても親切!!結構イケてます。お勧めです!!)に立ち寄った。
その時、資料館に展示されていた、平安時代の出雲大社本殿の20/1スケールのリアル模型を見た。
正直、仰天した。高さ数十メートルはあろうかという四本支柱の頂上部分に、巨大な本殿が設けられている。その本殿の正面口に向って、全長100メートルに及ぼうかという鬼長い階段が、地上から伸びているのである。

例えるなら、巨大なスキージャンプ台だろう。周囲を圧倒する威容とはこのことである。

当時の日本国のGDPがどの程度だったかは皆目わからない(というか、GDPという概念事態当然なかっただろうが)。
しかし、これだけの巨大建造物を建築するのみならず、長く維持・管理しつづけるのに、当時の朝廷は国力の何パーセントがつぎ込んだのだろうか?

すくなくとも、国譲りをしてくれた大国主への感謝の気持を示す、などという表向きのきれい事的な理屈だけでは説明できないと思う。
当時の朝廷にとって、死活問題となるような“何か”が広く認識され、それがこの巨大プロジェクトを推進する強い動機になっていたに違いない。

いずれにせよ、一読をお勧めする。わかりやすく読者の向学意欲を巧みにそそる書き方をされており、その意味でもお勧めである。
ついでに、時間が許せば、本書で提示される出雲大社にまつわる様々な謎を見るため、直接現地に赴かれるのも是非お進めである。

全く本書に関係ないが、宍道湖の夕日は天気が良ければ絶景である。

メインの言説は基より、副次的言説までもが面白い良作。


 面白い。ぐいぐい引き込まれて、息吐かせぬ速さで著者の見解を展開し、読者に読ませる。読者は読んでいるのではない。読まされている。この辺りの文章のテンポの良さは、さすが元・記者、さすが現・小説家、と言ったところである。


 さて、内容に言及すると、下記に箇条書きにする点が、自分の興味をそそった。因みに、挙げた事柄の殆どは、著者が「メインの言説としている事柄ではない」。

・「土地の名前を変える」意味と、それを始めたのが織田信長である事
・何故、古代日本人は自らを「ワ(和・倭)」と呼んだか。また、何故それが「ヤマト(大和)」となったか
・外国人の名前に対する、日本人とラテン語起源の言語を操る民族の理解の差
・聖徳太子の説いた「和」の教えの意味
・何故、和気清麻呂は「宇佐八幡宮」に神託を求めるように指示されたのか
・天皇家の陵墓が「学術調査」されたことは殆ど無く、どの陛下の陵墓であるかも宮内庁が何の根拠もなく指定していること
・韓国に於ける「全羅道出身者」の扱われ方
・何故、古代日本の律令体制下で、「科挙」が行われなかったのか
・韓国に於ける「一字姓」と「漢字文化」の意味
・韓国史で「訓民正音(ハングル)」がどう扱われていたか
・「話し合い」と云う概念と「民主主義」と云う概念は反駁しあうこともあること

 詳述は読んでいただけるとわかるので割愛するが、いずれもユニークで面白く、能く纏まっている。


 歴史嫌いの中・高生が増える昨今、この様な良書に出会えることが彼らの歴史観を一転させること間違い無し、であろう。学生から社会人まで、幅広いレンジの人にお薦めできる1冊である。


歴史に対する姿勢に共感します

著者は本書に於いて、日本の歴史学の決定的な欠陥を的確に指摘しています。それが史料絶対視と、宗教的概念の排除になるわけですが、これが如何に日本の文化に染みついた悪弊であったかをここまで論理的に解説してくれただけで、本書の価値はあると思います。

もちろん歴史解説書としても大変刺激的で、卑弥呼と天皇の歴史と、それを補完する出雲大社や宇佐神宮の存在などは、ページをめくるのももどかしいほど、ワクワクどきどきさせてくれます。
本書は、知的好奇心と教養を同時に満たしてくれる良書であると共に、「人間としてあるべき姿勢」を内省してくれる自己啓発書でもあると感じました。

謎解きの解説

怨霊と鎮魂。
古代を語るのに、必要な考え方だという
説を提示している。

著者も述べているとおり、
史料にないことを考察しているのであり
正しいかどうかについて証明はできない。

歴史を読み解くという試みがおもしろい。
ありきたりな歴史に飽きた人にお勧めです。
歴史に限らず素晴しく斬新な視点

当たり前が当たり前じゃなくなる。単なる歴史物とは違い、歴史以外にも井沢さんの視点が生きるいい作品です。
ただ残念なのは、1作目とは言え、既にいらっしゃる歴史学の方々への批判と言うより、非難が長い。またその非難が鼻に付く。
ご自身の視点にもっと自信を持っていらっしゃれば、読者に対して、今までの歴史家への非難もあれほど長くある必要性もないし、
それは別の所で争って頂きたい。
この現在も活躍中であり、過去の人になられてしまった歴史家への非難(長い。長過ぎる。)がなければ、私一読者としては、
☆五つの目から鱗の素晴しい作品です。



小学館
逆説の日本史〈2〉古代怨霊編 (小学館文庫)
逆説の日本史 (3) (小学館文庫)
逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫)
逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫)
逆説の日本史〈6〉中世神風編 (小学館文庫)




逆説の日本史 13 近世展開編江戸文化と鎖国の謎

逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)

逆説の日本史〈10〉戦国覇王編―天下布武と信長の謎

逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎

逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎

逆説の日本史〈2 古代怨霊編〉聖徳太子の称号の謎

逆説の日本史〈2〉古代怨霊編 (小学館文庫)

逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎




 [link]UUUUU021  [link]AAAZZ027  [link]NNNNN014  [link]JJJZZ036  [link]BBBXX053
 [link]HHHXX059  [link]QQQXX068  [link]EEEEE005  [link]VVVZZ048  [link]FFFAA079
 [link3]AAAAA012  [link3]AAAAA078  [link3]AAAAA022  [link3]AAAAA046  [link3]AAAAA023
 [link3]AAAAA057  [link3]AAAAA027  [link3]AAAAA084  [link3]AAAAA007  [link3]AAAAA093